マイナンバー制度が10月から始まろうとしています。来年の1月以降はお役所での各種申請手続きの際に利用できるようになるとのことです。

とはいうもののの、多くの人にとっては、あまり関係ないかなという感じではないでしょうか。
東京都江東区のページには、このような記載があります。

マイナンバーはどのような場面で使用することとなりますか?
① 年金を受給しようとするときに年金事務所にマイナンバーを提示
② 健康保険を受給しようとするときに健康保険組合にマイナンバーを提示
③ 毎年6月に児童手当の現況届を出すときに区市町村にマイナンバーを提示
④ 所得税及び復興特別所得税の確定申告をするときに税務署にマイナンバーを提示
⑤ 税や社会保障の手続きで、勤務先や金融機関にマイナンバーを提示

この中で、外資系サラリーマンである私に関係があるとすれば、③と④かなと考えています。④については、はっきりってよくわかりません。確定申告をするときにこれまで住所や氏名を書いていたのを、マイナンバーに置き換えるということなのか、マイナンバーがあれば確定申告がものすごく楽になるのか、それほど負担は変わらないかなと考えています。

マイナンバーで便利になってほしいのは、③です。児童手当を受け取っている方ならお分かりになるかと思うのですが、毎年6月のタイミングで現況届を提出してくださいという書面が届きます。これがものすごく面倒。
  • 健康保険証等のコピーを取らなければいけない
  • 現況届を記入しなければいけない
  • 返信用封筒に自分で切手を貼らなければいけない
  • 上記をすべて郵送しなくてはいけない

これが例えば、マイナンバーを伝えることによって、紙でのやりとりや健康保険証のコピーを取る作業がなくなるとしたら、非常にありがたいと思っています。

ちょっと気になったので、内閣官房のマイナンバーのページから問い合わせてみました。想定通りというか、お役所といいうか以下のような回答でした。
  • どのような手続きになるかは各自治体に聞いてほしい
  • 基本的には本人確認したうえで、マイナンバーを確認するプロセスになると思う
  • 非対面(インターネット)等でのやり取りは原則想定していない

うーん、結局、保険証の代わりにマイナンバーを書いて返信してくださいなんてことになるのではないかと、想像してしまいます。でも、これだと本人確認になっていないので、どうなるんでしょうね??お役所の考えることはちょっと理解に苦しみます。

せっかくマイナンバーが始まるのだから、もう少し具体的なシーンでのメリットをアピールしていただればと考えています。