外資系MBA/FPサラリーマンのRYUです。はい、まだ東京で消耗しています( 一一)

前回のブログエントリー「外資系MBA/FPサラリーマンの2019年1月から5月の収支を公開! 6453万円になりました!」(クリックで遷移)は、2019年1月以来およそ5か月ぶりのブログとなりました。タイトルだけを見ると資産が順調に増えているように思われるかもしれませんが、この1月下旬から5月までは私の人生の中でもこの10年では最大の試練を経験する5か月となりました。そして4月下旬からはうつ状態になり、退職を検討し、妻と娘をかかえ無職になるかもしれない恐怖と戦いました。今日はそのあたりの状況を書いておきたいと思います。

外資系MBA/FPサラリーマンはこれまで2回退職と転職をしたことがありました。一度目はMBA留学をする際に新卒から約8年働いた会社を辞め、MBA留学後に1度目の転職をしました。そしてその4年後にもう一度退職と転職をし、2019年の1月まで勤めていた外資系企業に所属していました。この外資系企業で働始めきはじめて少ししたころからこのブログも開始したように記憶しています。そしてこの2月に3度目の退職と転職(4社目)をしたのです。ちなみに4社目の会社も外資系企業ですのでこのブログのタイトルは変えることなく引き続き書いていく予定でした。


転職の動機を今振り返るとあまり思い返せないのですが、大きくまとめてみると「より主体的にビジネスを動かせる仕事がしたい」、「給与をできる限り高水準で維持したい」、「もう少しプレッシャーの少ない仕事をしたい」というものだったかと思います。しかし、転職後の職場環境は思い描いていたものとは大分異なりました。これまでの仕事はある程度自分の裁量で自分の責任範囲はコントロールできていたのですが、新しい仕事ではかなりマイクロマネジメントされるようになりました。またマイクロマネジメントからのプレッシャーがひどく、ボーナスをもらえないと給与が下がるのでは?という強迫観念のようなものにさいなまれるようになりました。「転職は失敗だったのでは?」と悩めば悩むほど夜眠れない日が続き、前職の上司に「戻れるなら戻りたい」とメールを書くような精神状況になっていきました。眠れない日が続くと今度は足先の感覚が少しおかしくなり、暑いのに靴下をはかないと風邪をひくのではと不安になる状態になりました。(あとから医者からは自律神経系の異常といわれました)

ゴールデンウィークは10日間すべて休みを取ることはできたのですが、1日おきに前向きに物事を考えらえる日と不安に押しつぶされそうになる日がくる状況でした。「あー、これがうつなのかな」とこの辺りから感じ始めました。そしてゴールデンウィーク明けの週に、会社にこのままやっていく自信がないのでやめることを告げることになるのです。もちろん次の仕事も会社も何も決まっていない状況です。何とかなると考える自分がいる一方、無職になる恐怖感と、転職という間違った選択をしてしまった自分に対する嫌悪感、家族を巻き込んでしまった罪悪感に押しつぶされそうになる日が続きました。転職サイトやエージェントにも手あたり次第連絡や登録をし、いくつかの企業にはHPの中途採用サイトから直接応募したりもしました。そんな時会社の別の部署の方から、辞めるのであればうちの部署でやってみないかと声をかけられました。その部署の仕事は、これまでの私の経験ではやったことがなく、「キャリア上意味があるのかな」、「一度落第シールを張られた会社で頑張れるのかな」、「新しい会社を探したほうがいいのではないか」という恐怖が入り乱れる感情で引き続き眠れない日が続きました。

結果的にこちらの新しい部署で頑張れるだけ頑張るという選択をすることにしたのですが、この選択の一番の判断材料にしたのは「家族」でした。この数か月、うつになりかけていた(ほぼなっていた)自分を支えてくれた家族を少しでも安心させたいと思いました。家族は今はすぐに転職するよりも一度失敗したかもしれないけど助けの手を差し伸べてくれた今の会社で頑張れるだけ頑張ってほしいと希望していました。給与は当初の部署からは約5%ほど下がることになるけれど、それでもある程度の水準はもらえる、そしてワークライフバランスの面でもブラックということはない、転職の一つ目の理由である自分の裁量で、という点はあきらめることになることになるかもしれないけど、それでも恵まれた環境にまだいるのかもしれないと考えています。これまではすこし、「自分が自分が」という気持ちが強く出ていたのだと思います。これからは家族との時間がある幸せを感じ目の前の仕事に淡々と打ち込めればと考えています。そして、このブログの更新頻度も上がて行きたいと思います。

ソフトバンクの孫さんは投資をする際や損切をする際に、トカゲの例をよく取り上げていることを思い出しました。トカゲは命の危険を感じた時にしっぽを切って逃げる、切るしっぽは体の訳3割。3割の損切りやダメージなら再起を期すことができるが、それ以上だと致命傷になりかねない、と。今回の転職からうつになるという状況はその時は致命傷だと思っていたのですが、今から考えると3割も失っていないのではと今は思っています。家族は健康でそばにいてくれています。給与は少し下がるかもしれませんが、それでも同世代の水準よりは高水準です。深夜や週末の労働時間もほぼないと思います。自分でもっと仕事ができる、もっと大きな仕事がしたいというエゴさえ捨てることができれば、一番大事なものは何も失っていないと思うようになりました。

約20年の社会人生活で、自分がうつになる、という経験をするとは思ってもいませんでした。こんなに追い込まれて、寝れない日が続くと思っていませんでした。無職になる恐怖と戦う日が来るとも思っていませんでした。そんな追い込まれていた私を支えてくれた家族には感謝しかありません。今後どんな日々が来るかわかりませんが、この気持ちは忘れずに過ごしていきたいと思います。

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